最近、遺伝子組み換えと多様性について考えてる。

ワーホリラストスパートということで、週6日フルタイム飲食店で働き、夢の中でまで仕事をしてうなされているyuです。

全身筋肉痛になるまで働き倒している今の環境に、生態学卒がいたり、環境保全専攻の子がいたり、生物学者の娘がいたりと、なんだか神がかった巡り合わせにいる中、俺の中での最近の流行りはCRISPR。

CRISPR:クリスパー
Clustered Regularly Interspaced Short Palindromic Repeat)
遺伝子組み替え方法の一つで、メカニズムを簡単に言うと、ある特定のDNAを見つけたら、それをやっつけて別のDNAに置き換えちゃう、っていう技術。

これを使って、結核にならない牛が最近産み出されたらしいんだよね。結核をもたらす前段階のDNAを見つけた瞬間に、他のDNAに置き換えちゃうから結核にもなりませんってわけ。すごい。

そんで今、この技術を応用してアジア象を使ってマンモスを作ろうとしてるチームもいるみたい。どこの国か忘れちゃったけど。。牙になる細胞のDNAをもっとでかい牙になるように置き換えたり、毛が生えない皮膚の細胞の中のDNAを長い毛が生えるように置き換えたりするんだろうと思う。

これはもちろん人にも応用できて、というかする前提で研究してるんだろうけど、置き換えたいDNAの組織さえ把握できればどんな人でも作れちゃうわけね。

インフルにならない人、癌にならない人、HIVにならない人、マラリアにならない人。下手したらスパイダーマンみたいなのも作れちゃうんじゃない?

病気にならないとか、今の時代では障害と言われている状態が快復するとか、素晴らしいとしか言いようがない。素晴らしいし、重い病気の人からしたら研究なんかしてないですぐに自分で試して欲しいって思うと思う。

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同じ野菜でも、見た目も味も育ち方も全然違う子たちがたくさん。種子法廃止反対!

遺伝子組み換え関連の話を聞くたびに、なんとな〜くだけど嫌だなぁって思ってたんだけど、ここ最近なんで嫌なのかちゃんと考えてみてた。

俺の場合は、多様性というか偶発性みたいなものがなくなることに違和感があるみたい。肌が黒いことで吸収できる太陽光の成分があったり、人によって得意な臓器が違ってたり、眼が見えない人に音楽の才能かあったり、その環境に合わせて人っていう動物も自然と変化をしているんだと思うんだよね。

し、その一般的な変化と逆というか全然違う人たちも確率は低いけど産まれてる。例えば、黒人の中にアルビノがいたりすること。

こうゆうのって、人っていう動物の種の保存のために自然と起きてることたちなんじゃないのかな?

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オーストラリアはそこら中の公園が芝生!木にとってはちょっとかわいそう。

“プランテーションで1つの植物だけたくさん植えた森”と”様々な種が昔からコミュニケーションをとってる原生林”、どっちがウイルスやら天災に強いかって聞かれたら答えはハッキリしているように、人も多様だから変化を進化と言えてる。

このままCRISPRの研究が進んだら、少し後の世代が子供を産むときに遺伝子操作ベイビーが当たり前になってるかもしれない。その是非は倫理観によるからなんとも言えないし、病気とか障害に強くなるのはすごいことだと本当に思ってるんだけど、自然の摂理に逆らうことに伴う何かは起こると思う。

ワーホリで日本人以外と働いてみて(これこれ読んでね)、世界では多様性なんて言葉をわざわざ使わないほどそれは当たり前のことなんだなって肌で感じてる。

そんな、神がかった巡り合わせなんかも起こりうる個性豊かで平和な世界に自分の子供も生きていて欲しいなぁと思ってみたりしてね。

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“オーストラリア・デー”って、何の日だと思う?

By yu

1月26日はオーストラリア・デー!国民の祝日!

ググってみると、花火やら野外バーやらナイトシネマやらたらふく出てくる盛大そうなイベント。と同時に、なんだか気になる情報も。

オーストラリア・デーに制定されている今日は、イギリスからの独立記念日とかではなく、一番最初にイギリス人がオーストラリアに上陸した日、なんだってさ。つまりは、白人による侵略が始まった日。

“invasion day”
“it’s joke”

ちょっとだけ昔の話。

アボリジニのお話。

今から230年くらい前に白人が初めてオーストラリアに上陸。そこに4~5万年前から住んでいたアボリジニたちは、白人が持ってきた病気で亡くなったり、トレジャーハンティングだっていって遊び半分で命を奪われたりして激減、人として扱われなかった。1900年台前半になっても、アボリジニの社会への影響を薄めようと試行錯誤がされてて「お前たちは子供をちゃんと育てられないだろうから、子供は白人が育てるよ」って言われて親子が引き離されたりしてた。そして2008年に「今まですんませんでした」って大統領がざっくりと謝罪して、今は国から生活すべてを賄える助成金をもらって暮らしてる。

助成金をもらってるって言ったら聞こえは良いけど、結局は社会に参加できないまま、けど生きていけるお金はあるって状態だから、要は社会全体から見て見ぬ振りされてる。何より、金で解決する話かっていう。

ちなみに、”アボリジニ”は差別用語で、こっちでは”アボリジナルピーポー”って言う。

オーストラリア デー ワーホリ パース

ネットだけでは信じられないタチなのでロバートに聞いてみたら

“Yeah! It’s invasion day! hahaha-!!”

ってあっけらかんと笑 ”そんなこと言うか・・・”っていう絶妙な顔をしていたのがバレたのか、

“けどこの話は相当難しいよ。フレマントルはこの日を祝うのを止めたくらいだし。”と。

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仙台と長町
新宿と渋谷
横浜とみなとみらい
烏帽子と澄川

このくらいの距離感で、国の名前がついた祝日を祝うかどうかが違うって。英断をしたフレマントルによると、多様性だからこそのオーストラリアなのでということで、複雑な背景があるこの日のお祝いはしなくしたらしい。

ちょっとだけ脱線。

ハラールスナックパックのお話。

去年、”Halal Snack Pack”っていうケバブ肉をふんだんに使った食べ物がオーストラリアで人気を博してた。ある州の議会の昼飯にみんなでそれを食べようよって話になった時に、一人の議員さんが大反対。理由は『ハラールを食べるなんて、ムスリムコミュニティに投資していることになるから嫌』『私だけじゃなくて、98%のオーストラリアンがきっとそう言うわ』とのこと。これでさらに話題になったHSP、オーストラリア各地でバカ売れし、Word of 2016入り。

「こんな美味いの初めて食べたし、誰も人種とか宗教なんて気にしてないでしょ」って、辞書にHSPを入れなきゃいけなくなった辞書編者(白人)が初めて食べた感想を爽やかに語ってた。

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“意外と人種差別とか白人主義がある国だ”
“白人の国だ”

ってネットにはよく書かれているオーストラリア。半年だけパースに住んでみて、たまにそれを感じる瞬間に出会ったりはするけれども、そんな国ではないと俺は思ってる。差別とか区別とかをしたがる人の割合は、日本よりは少ないんではないかと。政治的に見たら、移民の人たちって選挙権ないじゃんって話ももちろんあるんだけどさ。

で、そんなオーストラリア・デーを実際みんながどんな風なのか興味があったから祝う方のシティに出かけることに。

オーストラリア デー ワーホリ パース

オーストラリア デー ワーホリ パース

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シティのすぐ近くの川沿いの公園にいつもの30倍くらいの人が集まって、皆なんだか楽しそうにのんびりしてた。テント張ったり、シート敷いたりして。白人も黒人も黄色人種もいて、英語もフランス語も中国語も韓国語も日本語もアボリジニ語も、あとはきっとアフリカ系の言語も聞こえた。たまーにだけど、アボリジニの旗の描いてあるTシャツ着てる人もいた。やっぱり、そんなに白人主義の国じゃないと思うんだよね、オーストラリア。

なんかホッとして、お祝いの花火待ち。

オーストラリア デー ワーホリ パース

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しかし、待てど暮らせど上がらなかった花火。

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“ハングドラムにじっと聞き入る青年”

キタさんにタジキスタンで教えてもらったカメラ知識を思い出しながら、露出をいじってみたりシャッタースピードをいじってみたりして遊びながら時間をひたすら待つ。

結果、予定時間を1時間過ぎても花火見られず。

きっと俺らが座ってたところが悪くって見えなかっただけなんだろうな〜って、帰って花火の打ち上げ動画を調べてみたら、なんとこの日を祝うためにパフォーマンス飛行をしていたセスナが墜ちちゃって、花火中止になっちゃったみたい。

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“毎回満席で回り続けるメリーゴーラウンド”

花火が中止になったのは、祝い始めて以来初だったんだってさ。結果、オーストラリア・デーはなんとも複雑な日になってしまいましたとさ。

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31歳の目標:蓄膿症による呼吸性嗅覚障害を東洋医学で治す!

31歳を迎えた今年は、一大決心をしました。

自分の人生に“嗅覚”を取り戻す!!!

この歳になってまで無職で海外をフラフラしながら、こんな訳のわからん目標を宣言するなんて、小中学生の俺が知ったら即座にペンを置くことでしょう。

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誕生日に嫁が作ってくれた、カシューナッツローチーズケーキ。

実はワタクシ、中三の途中からほぼ匂いに無縁な環境で生きていました。

昔から鼻水が出がちで、それを飲み込みすぎたことから始まり、その溜まったものが膿になり、それが大きすぎて嗅上皮にニオイ分子が届かず匂いを感じない状態。大学最後の方に全身麻酔の手術を受けるも完治せず、半生を副鼻腔の中の大きな膿と共にしています。

3年通った男子校の匂いも
よく食べたラーメンの匂いも
横浜中華街で足裏マッサージをしていた時のお客さんの足の匂いも
自分がつけていた香水の匂いも

だいたいはわかっていませんでした。

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西洋医学でなく、東洋医学で治す。

そもそもで慢性的な病は、西洋医学では和らげることしかできず、完治させられない。東洋医学では、人の本来持っている自己治癒力を高めていくことによって、治しもするし予防もする。東洋医学をちょっと勉強し始めた今時点での俺の解釈で行くと、“蓄膿症を治す”=“自分自身ととことん向き合う”こと。

    俺の蓄膿症の原因

  1. 粘液を作り出しがちな食生活を好む
  2. 自己治癒力が弱い
  3. 身体的な特徴
  4. メンタル面が鼻づまりになりやすい

これらに向き合いながら1年過ごすことが、”今までの自分がしてきた生き方とは違う生き方になる”し、結果嗅覚を取り戻すことに繋がる。

①粘液をこれ以上作らないために

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アーモンドミルククリームパスタ&ビーツスープ&サラダ(ベジタリアンフード)


アーユルヴェーダの観点から蓄膿症をみると、粘液が頭部に溜まり、免疫力が落ちると溜まったのが悪化して膿や炎症になる、らしい。

粘液を作り出しやすい食べ物たち:乳製品、砂糖、脂

小さい頃に毎日牛乳1ℓ以上飲み続けていたのが心当たり。ただ、それを筆頭に確かに粘液になる食べ物を好き好んで食べる傾向にあるので、そこを改善する。

②自己治癒力改善のために

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東洋医学って歴史が深いし、おもしろい。


・消化にかなりエネルギーが割かれてるのを改善する
・自分の身体(臓器)の観察を続ける
・ハーブやスパイスの力を借りる
・ヨガで身体と心を鍛える
・経絡とツボを刺激する

乳製品、油、肉類、赤身の魚、貝、甲殻類、甘味、刺激物、アルコール類の摂取を控えて、常に腹八分、間食をしない、ハーブティーを適度に飲む。ヨガや瞑想をしながら常に自分の状態を観察し続けて、たまにツボ押し。もちろん、ベジ生活を継続しながら。

ベジ生活をすることで、地球環境悪化にも加担しなくなるから気持ち的にも良し。

③身体的な特徴を克服

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上半身が常に左に傾きながら左に捻れてる(右向いてるから普通に見える)

もともと遺伝的に鼻の形状、特に右鼻が狭くって、副鼻腔から膿が出て来にくい。

あと、ボードでレギュラーばっかりで滑ってたので、上半身が左にねじれてる。

ヨガとストレッチで、ボードでひん曲がってしまった身体の改善しようとしてるんだけど、これをするとなぜだか鼻の通りも良くなってくるので一石二鳥。人体って不思議。理屈じゃない。

④メンタル面改善

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鼻は自己認識の象徴。

鼻づまり:自分の価値観や重要性を認識できていない。誰かに対してイライラしている人にありがち。

らしい。けど、このメンタル面の課題は正直なんとなくずーっと引きずってた気がするので、これを機に向き合います。シナプスとかニューロンとか、西洋医学的な考え方も混ぜこぜにして、なんで自分が自分たるかを考えるいいきっかけに。結局はDNAでしょ、にはならないはず。

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ここのアジアンフード美味。誕生日なので生ビールも1杯だけ。

クリスパーなんぞ使わずとも、論証やコード化なんぞできないであろう人間の潜在能力の高さを、自分の体験を通して語れる一年にしたいと思います。

あと、こんなのもいいみたいよ!みたいな情報、是非是非ください!!!

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職場改善計画a.k.a.自分の価値観矯正計画

By yu

オーストラリアは雨も雲もない35度超えの日々の中、ちょっとだけ秋の気配も見え隠れし始めております。日本の冬は雪が多そうで羨ましい。

はてさて、寿司屋改善と銘打った前回、日本食屋のクオリティを上げたいと動いた結果自分の小ささに気づかされてからというもの、みんなとのコミュニケーションが著しく増えてきた今日この頃。世界を変えたいならまずは自分からって歌ってたマイケルはやっぱり偉大。

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パースでワーホリをしているというこの贅沢!

BY yu

韓国の汚職が明るみに出てきてる件をジン(韓国人)と一緒に調べてたら、どうもCIAの仕業だっていう話がそれっぽくなってきて、けどそもそもCIAなんて存在するのかどうかが曖昧だよなっつって頭が混乱して来たそんな夏の日。

「ま、どーでもいいんだけどね」って、調べたのちに一言。いや、自分の国。。

この混乱もきっと、夏のせい。

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オーストラリアの回転寿司屋の職場改善計画。

By yu

俺の働いている回転寿司屋さん
・料理が美味しくない。
・サービスが良くない。
・仕事がすべて雑。

(寿司ネタなど詳しくは前編をどうぞ)

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ワハーン回廊〜標高4,000m越の峠〜ブルンクル(ワハーン回廊4日目)

今日はついに、ワハーン回廊と呼ばれているエリアを離れる日!

この3日間見続けて来た、アフガニスタン&パキスタンの山々ともついにお別れ。
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オーストラリアにあるシンガポール人オーナーの回転寿司屋で働いてみてる



By yu

2016年8月末から働き始めてだいたい4ヶ月。俺の仕事は、回転寿司のレールの内側に立って、お客さんの目の前で寿司を握ること!

シンガポール人マネージャーと韓国人シェフに教わって、最近ではもうだいぶ小慣れた感じで寿司を握る日々。日本の回転寿司とはちょっと違って基本みんなレールの上にのってる寿司を食べるから、俺は毎日決められた数の寿司を握っては載せ握っては載せ、混み合って来たらあぶりサーモンとかの変わりダネを作る。常連さんも多くて、どの人がどの寿司ネタが好きかもだいたい把握してきて、楽しみながら毎日120貫くらい握ってる。

せっかくなので、人気の寿司ネタをご紹介!

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ゆく年くる年(2016-2017)in Australia

東南アジア、イラン、中央アジア、中国、その後ちょっと別行動を挟んでからオーストラリアでのワーホリをスタートさせた2016年。

将来やりたいことの軸は変わらないながら、あの頃は知らなかった世界を知って吸収して、実現していく形が具体的になってきてて、早く日本での生活もスタートさせたいね〜なんて言いながら、ゆっくりのんびり充実して過ごしてる2016年大晦日。

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