ジャワ島環太平洋火山帯ツアーその3

ブロモとイジェン、ついでにラナウまで。
雄大な火山が近くで見られて、移動宿泊込みで1人1万円弱。
素晴らしいよね、なんて感慨にふけながらまたバスで移動。

結構なトレッキングだったためか、
目を閉じ開くともうそこは既にどこかの街。
“What’s going on!?”という外人さんの声に、
眠りから覚めたばかりのわたくしの頭の中ではMarvin Gayeが流れ出す。

ここはジャワ島最東端、クタパン。
ここから先へはちゃんとエアコン付きのミニバスに乗る券を買ってある。
そう考えると修行バスも名残惜しく、
運転手とお喋りな助手にきちんとお礼。

チケットを見せ、乗り換え先のバスに乗車。

世界一周 インドネシア 絶景

移動バス内部の様子。乗車率は60%ほど。

エアコンねぇ、ミニでもねぇ、
地元の人しか乗ってねぇ。
おらジャワ島は、いやだ〜×2
バリ島へ出るだ〜!

rsp.吉幾三

一時期この曲のマッシュアップ流行ったなぁ。
ちなみにこの曲もサンプリング元にしているであろう、
Rhymesterのダーティーサイエンスって曲も大好きですが、
なぜかこの国ではそのyou tubeが見られず。無念。ぜひ。
 
 
余談でしたが、そんな経緯でまたしても期待を裏切られ、
“I didn’t buy such a f*ckin’ bus’s ticket!!!”
と西洋人をシャウトさせるようなバスごとフェリーに乗り、
ジャワ島からバリ島に渡ります。
※ジャワ島は決して嫌いではありません、念のため。

バスに乗り込みフェリーへの乗車待ちをしていると、
開いているバスの出入り口からひっきりなしに物売りが進入。

ナシナシナシナシ
(ナシ=ご飯)
アクアアクアアクアアクア
(アクア=水)
サテサテサテサテ
(サテ=焼き鳥)
サングラスサングラス
(サングラス=サングラス)

移動にサングラス?
あ、バリ島での生活の先読みか。
やるね。

世界一周 インドネシア 絶景

直近乗ったフェリーと言えば、
神戸港から小豆島経由で高松に行くアレ。
そりゃ違うさね。
航海中一旦エンジン切って、潮の流れに任せてた感あるもんな。
中でも唯一日本のフェリーを超えたポイントが。
トイレの開放感!

世界一周 インドネシア 絶景

まるで大海原に用を足すかのような爽快感。
今思えば間接的にそうゆう仕組みなのかも。
 
 
1時間ほどの短いフェリーライフを楽しみ、寄港前にはバスに乗り込み発車待ち。
これをしないと、トランクに荷物積んでいようと容赦なしにバス発車していくので注意。

ここからのバスは意外なほど快調。
3時間ほどでデンパサールと呼ばれるバリ島の主要エリアへ到着。

世界一周 インドネシア 絶景 バリ

ついに来ました、みんな大好きバリ島!

ここに来たのは、一回くらいビーチリゾート味わってみたいという気持ちと、
大陸に戻る飛行機がバリ発が安いのと、あとはやっぱりバリの文化。

アジアで確認されてる最古の人類、ジャワ原人。
そこにルーツを持つジャワ島が大陸の影響を受けながら栄えたのち、
そのうちの一部分のわりと高尚めな文化がバリ島に伝わっていく。

ジャワ島が仏教→ヒンドゥー教→イスラム教と多数派が変わっていき、
ヒンドゥー貴族がバリ島に移住し始め、元々のバリの文化と融合していく。
そして全世界的に植民地化が進んだ時代でにオランダに侵攻された時にも、
その子孫が集団自決したことにより、バリ伝統の保持に成功している。
そうして、昔からの伝統が今も生きているので、
みんながそのパワーに引き寄せられて島を訪れる。

初日からジンバランのビーチでこんな素敵な夕陽を見せてくれた、
いろんなものに溢れている島に上陸できて幸せです!