コタキナバルでパーマかけちゃうくらいな〜んもしてない間にムルの情報を見つけて、とりあえず飛行機で飛んでみたアホ夫婦の物語です。
コタキナバルからの飛行機がアホほど安かったのでひとまず往路購入。
帰りはなんとかなるでしょ的な感じで離陸。
ムル国立公園のworld biggest caveは、想像していた以上のスケールで、かなり楽しませてくれました。そちらはおいおい嫁のブログで見てね。
“ちょっとそこまで”スタイルで入ってみたのはいいもの、出る手段が確保できないままお金が尽きて死んじゃう危機を味わいました。
ムルは実は、陸の孤島。出る術は3つ。
- 舟+四駆の12時間コース
- トレッキング+四駆の3日間コース
- 飛行機でビュン(普通)
1と2には、かなりの時間とかなりの体力と、それなりのキャッシュが必要。
けど、ムルにはATMも両替所もありません!!!
魅力的だけど、お金が全然足りないので断念。
じゃあつまんないけど飛行機で出るしかないかぁって、飛行機以外のチャレンジングな旅がしたかったわぁ〜って、渋々WiFi使おうとnational park officeに行ったんだけど、
『いや、航空券予約できるほど電波強くないよ。ジャングルだもん。』
ってスタッフさん。
いや、航空券も取れないとなると、俺らムル出られないんだけど。。
じゃあ空港で直接買うしかないよねって行ってみた空港…。
例えシステムがやっていたとしてもキャッシュオンリーらしい。
繰り返しますが、ムルにはATMも両替所もありません。
この時点での所持金、200リンギット。
1泊60リンギット
一食20リンギット
水5リンギット
もうリアルに明後日が見えません。
残る望みはパークオフィスのWiFi 5リンギット。
……………………
全然開かないskyscaner&マレーシア航空HP。
開いてくれたところで、この速度の中カード決済とか無理。。
そんないつまで繋がってるのか不安定感半端じゃない状況で、タイムリーに連絡をくれた、いつも僕らの兄貴的存在、ジーコ。
その連絡でラインが繋がってることに気づいてからは、もうサクサクッと、仕事中にも関わらず僕らのムルから脱出する航空券を予約してくれたジーコなのでした。
持つべきものは友ですよ、ほんと。
ほんと助かった。
ありがとう。
さすがに今回ばかりは焦ったよね。
現金がないと、何もできないってこわい。
水を汲んで飲もうにも、川の水は森林伐採の影響で茶色に濁りきってるし、綺麗な水は国立公園内にしか流れてないからこれも飲めないわけで。
国立公園になる前は、洞窟で水飲んだり水浴びしたりできてて幸せだったのにって、国立公園敷地内で山菜とかもたくさん取れたのにって、宿のおっちゃんが言ってた。
国立公園になってからは、森林伐採で壊された自然の中で暮らすしかなくなったから、食料も水もボートで12時間かけて運ばれてくるものを買わなきゃいけないって。
だから、観光客からお金をもらわないと生活できなくなっちゃったって。
資本主義は人を幸せにはできないよってしみじみ言うおっちゃん。
観光客からの大体のお金は、国立公園&でかいリゾートを経営してる人(経営者一緒!!)のところに流れてく。そんでその人は州長と癒着して汚職って話。
国立公園を見にきた観光客の立場としては、地元の人に頼るに頼れない事情もありました。
ということで、みんなムルにはちゃんと帰りの航空券を買って、なるべく国立公園以外のところで飲み食い泊まりをして楽しみましょう!
A.A Homestayってところ、おすすめだよ!
こ、航空券手書きって初めて見たかも。。。
色々と考えさせられたムルでした!