2018年4月で、長年続いたカストロ政権が終わる。
キューバは変わっていくのかな??
カストロ兄弟&ゲバラ主導のクーデターで、アメリカの傀儡政権を倒して社会主義国になったキューバ。
アメリカと断交、ロシアの後ろ盾得る方向にカストロが動いてゲバラが去ったキューバ。
そして、そのカストロが去って“経済制裁”が解除、資本主義の流れに組み込まれるこれからのキューバ。
“経済”がオープンになって、
“変わっていく”って言われてるキューバ。
この旅で俺らが見たキューバは、もう2度と見れないキューバなのかな?
『葉巻とクラシックカー!』っていう、日本の雑誌でもよく紹介されてる絵は、
来てみたら、ハバナの観光客向けのほんの一部分だった。
音楽ジャンジャン鳴らしながらいつでもどこでも超陽気!
みたいな絵は、夜10時過ぎた頃の一部の人の日常だった。
馬車がタクシー
帳簿持って配給に並ぶ
ぎゅうぎゅうのカミオン
2円のパン
いろんな物の修理屋さん
野菜やパンの行商
暇そうでとりあえず外にいる人たち
そんな何気無い場面たちが、
俺らに残った“キューバらしい”光景。
SNSに疲れて、ファストフードにもファストファッションにも飽きて、仮想が現実になって、エネルギーはクリーンでグリーンなものが求めてられてる第1世界。
ディーゼル→ガソリン→電気→水素。
ファストフード→トレーサブル→地産地消。
化石燃料→再生可能エネ。
プランテーションができて、マックもスタバもできて、モンサントの種と農薬が入ってきて、回るお金が増えて、物に溢れて、自然が減って、人のエゴに気付く。
キューバも同じループを辿るのかな?
もしくは、アフリカみたくイノベーション実験地みたいになる?
なんか、今以外のキューバがうまく想像できないな。
植民地・傀儡政権・軍事政権・社会主義・革命って経験して、このタイミングでの“開国”。
「このままのキューバも十分幸せだよ」
っていう、外から見てる人間のエゴな部分もあるんだけど、キューバの人たちの温かさに触れて、
「この人たちに資本主義とか必要なの?」
って思う気持ちが大きい。
なんかもう、今までにないキューバのための仕組みをつくっちゃえばいいのに。イーロンマスクに買ってもらうとか笑
けど、どんな期待をしたところで、第1世界による第3世界への金貸し業をやめないと、やっぱり同じループなのかな。
株主に利益配分しなきゃいけない資本主義を止めない限り、第3世界からの搾取は終わらないのかな。
ストックで儲けるって、大なり小なりこうゆう歪みへの加担だよね。
第1世界では資本主義行き詰まり感があるのに、その答えがないからってまだ市場を拡大して利益を貪ろうとしてる。
私有財産を増やすことが許されてないキューバ。
もっと自由に商売したいって、仲良くなれたペドロ(↑)は言ってた。
その行き過ぎた労働環境の社畜具合とか虚しさとか、教えてあげたかった俺は、ただのエゴの塊なんだろうなって思った。
キューバの人の幸せはどこにあるんだろ?
Don’t be a problem, be a solution!!
セルビアの難民ボランティア施設に書いてあったスローガン。
キューバにもポテンシャルがある。
そう思っちゃうのも俺のエゴ。
安倍首相、キューバに60台ゴミ収集車プレゼントするんだってさ。
現地を見たバックパッカーの戯言より、みんなの納税の方がよっぽど現実的な助けになってるよ!
けど、
1人でも多くの人が幸せを感じて生きていられるっていう、シンプルだけど難しくなっちゃった事を叶えるために、
諦めずにこれからも頭回して、人に触れながら旅してく。
っていう、結局何が言いたいんだかわからん住所不定無職のつぶやきでした。
お付き合いいただいましてありがとうございます!
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kikaさん、ありがとうございます!!!!