2016.4.19 By yu
ジャイナ教とヒンドゥー教と仏教とシーク教を生んだ土地、インド。
インド亜大陸に住む人たちは、違う神と考えを信仰しながらも、お互いを尊重しあう民主主義を保ってる。民族主義単一に向かうような国とは違った多様性を持ちながら、インドらしさは決して失わない不思議な国。そして、大好きな国。
各宗教の代表的な場所をご紹介!
■ヒンドゥー教
言わずと知れたインドの顔的な場所バラナシ、ヴィヴェーカーナンダさんの大きな像のあるインド最南端コモリン岬、ヨガの聖地リシュケシュなど、この宗教が土着するインドにはヒンドゥー教文化を感じられる場所がたくさん。個人的には、ジャイサルメールのローカル寺院のパワーが凄かった。
■仏教
これはもう、世界中の仏教の総本山ブッダガヤでしょう。ネパール・中国に近いエリアにはチベットからの難民が多く、その文化を感じられる場所も多かった。僕らは残念ながら行けなかったけど、チベット仏教の亡命政府のあるダラムサラも、旅人間で良いと噂の場所のひとつ。
■イスラム教
一番有名なタージマハル、俺らは行かなかった・・・ということで、写真はビービーカマクラバーというミニタージマハル。ムガル帝国がイスラム教だったので、モスクはどこでも見られる。特にカシミール地方なんかは、ほぼ全員イスラム教でみんな正装していて、インドと思えないような場所だった。
■シーク教
個人的に、教義がすごく好きなこの宗教。総本山がパキスタン国境も程近いアムリトサルというところにある。ターバンを巻いて髭を生やして・・という格好の方、みんなこの宗教です!
■キリスト教
南インドで受けた衝撃は忘れもしない。大航海時代にゴア以南に宣教師が多く来ていた歴史から、南の方にキリスト教徒が多く残り、最南端カニャクマリにはきれーな大聖堂が!ヒンドゥー教の正装サリーを着て、イエスに向かって十字架を切ってお祈りをするおばあちゃんが忘れられない。
■ジャイナ教
仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教が混在する圧巻のエローラ石窟遺跡群。中でもジャイナ教は異彩を放つ。今でこそ教徒は少ないみたいだけど歴史は古く、その厳かさは遺跡が物語ってた。ぜひとももっかい訪れて瞑想したい。
一つの国で、これだけ色々見られるって凄い。
ムガル帝国とか植民地化のときに壊されちゃったものもあるけど、残ってるものもこんなにたくさんある。建物と街を見て、歴史とその考え方と暮らし方に想いを馳せる。なんて幸せな時間だったんでしょう。
インド、心の旅。