2017.7.23.
昨今の不妊の多さは、80年代から仕組まれていたものだったと知り、自分の身を守ることの難しさを改めて感じたyuです。歯磨き粉・洗剤・シャンプーには特に気をつけて。
世界一周は、脳の旅ですな。
さて、旅の方は初めてのコソボ!
‘ビール飲み放題の宿がある’ってだけで来ることを決めた、プリズレンっていうコソボで2番目に大きな街。規模の小さなマケドニアより廃れたとこ想像してたんだけど、来てみると国内国外からの観光客でかなり賑わっててびっくり。
こんな感じがコソボかな〜って勝手に思ってた。
けど実際、町中はスーパーとかバーとかが並んですごくきらびやかだし、みんなの暮らし向きもすごく良さそうな感じで、優雅にコーヒーやらビールやらを飲んでる。かなり久しぶりにKFCも発見。
もう気分はヨーロッパ!!
セルビアとの国境が点線なのは、まだちゃんと国として認められてないから。
けど、誰がどう認めたら国になれるとか、明確な決まりはないんだってさ。
なんだそれ。
ちょっとだけ歴史の話。
コソボ(アルバニア人)がどうやってセルビア(セルビア人)から独立したか?
元々民族の違いから独立しようとしていたコソボ。そこにNATO(アメリカ主導の資本主義国たち)が加担して、セルビアの首都を78日間空爆して独立を勝ち取った。セルビアは社会主義色が濃かったから、何とか大義名分を作って、コソボ側に資本主義国たちが味方したんです。割と最近の話だから、覚えてる人もいるのかな?
そんなことがあり、コソボはみんなアメリカ大好き。
逆に、セルビアはコソボもEUもアメリカも大嫌い。
世界の114ヵ国くらいが、今コソボを国家として承認してるらしい≒この変な独立戦争を正当化しているらしい。
承認してないのは、ロシアとか中国とかの社会主義色の濃い国たちと、スペインとかギリシャとか自国内に独立しそうな地域を抱えてる国たち。
ちなみに日本はかなり早い段階で承認してる。
こうゆう現実を肌で感じるために旅に出たんだけど、そこにちゃんと踏み込んで地元の人と話し込んだりできる勇気がなかなか持てないんだよね。
ネットとか本とかに載っていることじゃなくって、暮らしてる人たちの感じていることを知ることで、ちゃんと世界を知っていかなきゃいけないのにね。
もちろん、ここコソボは戦争に勝ってるから全然暗いことはなくって、『コソボっていい国だろ!』『アルバニア人ってスゲェだろ!』ってみんな楽しそうに言って来る。
けどその返しに、本当は聞きたい「アルバニアの民族意識強すぎないか?」とか「セルビア可哀想って思わないのか?」とかは聞けない。
もっと強くなりたいもんですな。
どうやったら強くなれるのか、なったことになるのかよくわからんけど、こうやって70歳になっても旅を続けるおっちゃんみたいなのもいいよね。
このプリズレンの宿が一緒で色々話しさせてもらったんだけど、なんというか勢いがすごかった。そこらの20代の世界一周旅人よりよっぽど強い。
ということで、プリズレンでは街を歩いたりフォートに登ったりしながら、いろんな人としゃべって過ごし、オーブン使って料理して、フリービールを飲んで過ごしましたとさ。
あ、ちなみに宿の名前はPrizren City Hostelね。
コソボをもっと知りたくなったので、次はもうちょいちっさな村に移動!
最近真面目な話多くてすんません!けど応援してください!ϵ( ‘Θ’ )϶