Linkin parkを聴いて、高校時代とあの頃の青臭い何かが甦っているyuです。こうなると、あの爆音も神様が作った繊細な唄に聴こえてくる。
そんな俺の人生が始まる遥か昔、この地で奇跡を起こしまくっていたイヴァンさんに由来する神聖なモナストリーに泊まらせてもらってから、向かうは7つの湖!
ちなみにこのモナストリー周辺は、彼が昔篭ってたということもあり、“one of the most spiritual place in the world(世界で最も神秘的な場所のひとつ)”なんだとか。
地図にするとこのあたりのエリア、Rila national parkがそれ。
元々彼が、ここの厳しい自然に惚れ込んで住み着いてるのからわかる通り、僧院の周りは自然に満ち満ちた、かなりでかい山だらけ。メテオラもそうだけど、結構キリスト教修道士さん自然に篭るのね。
そんなところなので、向かう先もそこへ行くルートもかなりいっぱいあるんですが、俺らは七つの湖を目指して、一番メジャーなルートを登って行きます。
目安は片道6時間だそうで。
スタートするあたりは、日本人なら誰もがほっとするであろうブナ林!
周りを見ればすっごく落ち着くんだけど、道自体は半端じゃなくきつい。きつすぎて、登ってる最中の写真があんまりない。。
きついきついとは聞いてたけど、少々険しすぎやしませんか。
本当にきついんだけど、俺にできることといえば、“右足を出しては左足を出し、そしてまた右足を出して…”を繰り返すことのみ。
この、自分に向き合う感がたまんないよね、山は。
序盤の急登に次ぐ急登に足と心をやられ始め、たいして景色が良くもないところでラーメンなぞ作りながらふざけていたら、昨日出発していったフランス人青年2人組みが下山してくる。
前日の夜、分厚い雲で山頂どころか山自体が見えなかったからちょっと心配してたんだけど、「いやー昨日は凍えそうだったよ、草とか凍ってたもん。はははー」的な感じで笑ってた。
旅中に山登ってるとほんと思うんだけど、人種によって身体とメンタルが違う。
彼らは昨日4時間で来たという地点に、我々は7時間かけてやっとこさ到着。その時間をかけた価値は十分あろうこのロケーションに我が家を設営!
目の前に焚き火跡も木もあったので、中央アジアに倣って乾いた馬糞を着火剤に、ご覧いただけるようにのんびりと焚き火を開始。
今日の晩御飯は、スパイスとハーブを効かせたオイルパスタ!トレッキング前にちょうど切らして調達したオリーブオイルが抜群に良い香りでね。
食後、ちょっと足りなかったのでパンにオリーブオイル垂らして焚き火で焼いてから食べてみたり。キャンプしてるときは、だいたいこんなもんを食しております。
なんだかんだしながら、防寒して寝袋にくるまって眠る。
想像以上の寒さ(確かに草軽く凍ってた)にあんま眠れず、まだ開ききってない目をこすりながら外に出てみるとこの空。
何色なんだろう?色の名前わからない色もある。なんか思わず手を合わせそうになっちゃう空。
神秘。
こいつはすごい。
確かに、このあたりからはすごく何かを感じる。
日本にいた頃は、こうゆうパワーとかうまく感じられる人間じゃなかったけど、今はなんか、自分の感覚に正直になれたのかな。
こうゆうところに篭って、自分の内側に毎日入っていく暮らしがしたくなるきもち、わかる。
テン泊地点まで登り6時間半、下り4時間半のかなりハードな1泊2日のトレッキングは、綺麗な植物やら虫やら鹿やら、自然に見守られて無事終了!
本当は2〜3泊予定で食糧持ってってたから、ちょっと食い過ぎな山行でした。
ブルガリアに来たならば、是非リラでパワーをもらってって!
他のキャンプブログたちも見てってねー!
今日も読んで頂いてありがとうございます!!