寒さで目覚めた!!
ユルトっていうテントの中、寝る前にストーブみたいなのに火を点けてはくれるんだけど、馬の糞を乾燥させたものを燃やすだけだから全然火が長持ちせず(10分くらい)!結構寒い!!
野外トイレに行こうと外に出てみると、朝からあいにくの雨。
とりあえず、大音量のRickie-Gでみんなを起こす。
(キタさんが気に入ってくれて良かった〜)
朝ごはんを食べに別のユルトに行ってみると、おばあちゃんたちが何やら仕事中。
朝絞った馬の乳からバターを作ってるところなんだって。こんな自然の中に冷蔵庫なんてあるわけもなく、毎朝こうやって手動でバターを作ってる。
どんなもんかとちょっとだけ体験させていただきながら、パンにその出来立てのバターを塗って食べる幸せ!
雨降っちゃったから、馬に乗る事も出来ずにのんびりゆったりしていると、前日のうちからお願いしておいた車が予定よりも少し早く到着。ドライバーさんはここの家族の旦那さんだった。
(え、旦那さんならもうちょっと安くても。。。)
って、俺らの頭をよぎりました。笑
「キルギスは観光慣れしちゃってて金にがめつい」って聞いてた通りのことを実感することもちょこちょこ。
このご家族は夏の間だけ観光でのお仕事ができるみたいなので、まぁ仕方ないでしょうと自分に言い聞かせつつも、昨日のすっごい距離走ってくれた人の対価を考えると、もっと安くてもいいのに…って思えちゃって納得しきれてないまま出発です!
わお。
全然前見えないじゃん。
羊?羊飼い?
この天候の中、これが私生活って、想像を絶する。
溝のないほぼないタイヤを履いたエスティマで、雪道を滑りながら下って行く。
後半は舗装されたすっごく綺麗な道で、約束してた街(コチコル)まで車で3時間くらいしかかからなかった。距離的にも労力的にもかなり割高だな〜って感じたので、着いてからちょっと高いと思うって伝えて、妥当であろう金額を払ってみたんだけど、これがダメだった。
熊のような大きさの親父が、怒り声を張り上げ、殴りかかりそうになってくる。
事後に言ってるのは申し訳ないんだけど、やっぱり割り増しされていると感じる気持ちは拭えない、けどやっぱり事後に言うことになっちゃってごめんなさい。
ということで一悶着の末、事前に決まってた金額をお支払い。
そりゃそうだ。
一旦落ち着いて、今度のシェアタクシーはちゃんとローカルの人と同じ価格のやつに乗って、コチコル内にある大きめのマルシュ乗り場に移動。シェアタクシーを降りると、言ってた金額より上乗せされて請求が。
“いやいやいやいや〜”ってなってたら、
“ほら、いやだろ?”的な笑み。
さっきの見てたのね。
飯を食いながら、大きなイシククル湖のほとりのどこの町に行くか検討。
もう本当になんとな〜くで、ロンプラを眺めながら行き先を決める。
なんか、この村すっごく小さそうでなんもなさそうで良さそうじゃない?という3人の同意で、トーソールという村に向かうことに。旅のペースが合う人と行動できるって本当に楽、幸せ。
そして出発前、この偏ってしまった“金にがめついキルギス”っていう不信感を抱えたままなのは失礼だろうと思って、ちょっとの隙を見てローカルの人たちに絡みに。
がめついがめついって言っても、それは一部の観光に携わってる人たちだけだもんね。
CBTがあることで競争がないことも大きいんだろうなって思う。これもグローバリゼーションの影響。資本主義って今の価値観にはそぐわないしもう無くなったらいいのに。
馬に乗ってる人の写真を撮っただけでお金要求するジェスチャーされたら、そりゃがめつい国だって話にもなっちゃうよね。
『この宿に日本人来たの初めてよ!』
トーソールで見つけた、こんな綺麗な湖に徒歩1分で行ける宿(キルギスで泊まった宿たち)のお母さんに言われました。なんとなくのみんなの勘で来てみたトーソール、すごくすごく素晴らしい村!!
何が素晴らしいかって?
続く!!!笑
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