大都会ジャカルタをあとに、
京都の姉妹都市ジョグジャカルタへ。
住み慣れた地を離れ、新天地へ向かうあの気持ち。
『ジャワ島の田園風景を眺められておすすめ♪』
なんて甘い言葉をネットで見かけ、インドネシアを西から東へ昼間の電車移動。
08:50 ジャカルタのガンビル駅発
16:32 ジョグジャカルタのジョグジャカルタ駅着
定刻での発車。
車両だけでなく運行方法も日本のお下がりなのか。
僕らが乗ったのはTAKSAKA号、という特急。
いかにも日本のローカル特急にもありそうなネーミング。
ネットをサーフィンして集めた情報によると、
他の時間帯の電車や1〜3等など様々種類がありそうだが、
旅人も旅行者もなぜか皆んな、このTAKSAKA号の1等で移動されている。
そんなに魅力的な何かのある号なのか。
その引力に吸い寄せられるお金の少ない僕らとしては、
ぜひとも比較的安い2等に乗車願いたいという気持ち。
ちなみに3等はというと、
よくTVで見かける海外列車地獄絵図状態。
出発前日の午前、
英語でのコミュニケーションをシュミレーションしながらステーションへ。
券売機や窓口、係の方と相対すうちに引力の原因が判明。
TAKSAKA号の1等しか、買い方がわからない。
シュミレーションを繰り返した英語を繰り出しても通じず、
返ってくるのはパッケージ化されたTAKSAKA1等チケットの買い方in English。
きっちり用意されている券売機にも、上記の一択しか表示されない。
やりおる。
関心しながら券売機で乗車者の情報を入力し、現金を挿入して購入。
カード、というメニューもあるもののグレーアウト。現金only。
そしてこの機械には、おつりが返ってくる口がない。差額は全て募金扱い。
やりおる。
そんなこんなで、
エアコン・リクライニング・TV付きの快適な旅に。
一人当たり3,500Rp(約3,200円)。
綺麗な制服で着飾った方々による車内飲食物販売が充実しており、
かなりボリューミーなお弁当の販売がある。
ただ僕らは、過去のインドの車内飯で全身が痺れたトラウマと、
金銭的な都合により、クッキーとせんべいでしのぎました。
終始和やかな9時間近い移動の中、トイレに向かう時にだけは、
嫁は覚悟を決めたような神妙な面持ちをして席を立っていきました。
住み慣れたジャカルタで買った、海賊版のincredibleを観ながら、
自分達も何かしらのスーパーであろうことを自分に改めて問いかけ、
山あり遺跡ありの新天地ジョグジャカルタへ向かいましたとさ。
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