2016.5.2. By yu
色んな方面から集まる旅人が、中央アジアに行くのか、ヨーロッパに行くのか、アフリカに行くのか。進路が分かれる地、イラン。その首都テヘランにて、その後必要になるビザ関係のもろもろをする人たちは必ず訪れる街、Tajrish。(ちなみに俺らはウズベクとトルクメでお世話に)
このエリアの丘陵地帯は高級住宅地らしく、お店や歩いてる方々がやたらとゴー☆ジャス。
ヒジャブはやや後ろに下げてサングラス、下はスキニー、靴はスニーカーというのがここの女性の間でのブーム。お洒落で綺麗な人が多い。
この街の1つの見物は、駅前からモスクまで続くかなり活気のあるマーケット。
日用品から高級品、油絵や彫刻などのアートまで、なんでもかんでもこの市場で手に入る。そんなマーケット周辺を歩いていたとき、ふと見つけたこの”日本の純喫茶的要素+ペルシア語”っていうコラボ看板。吸い込まれるように入って行った。
特にめっちゃ珈琲飲みたかったわけでも、見ての通りそんなにthird wave coffee的お洒落看板でもなかったけど、なぜだかその看板の引力に導かれて入って行くと…
イランでこんな珈琲が・・!
まず視覚的にかなりアーティスティックだし、味も大満足。店内でかかる音楽はクラシックとペルシアンが混ざったアンビエントな感じの素敵音楽。珈琲価格は1杯250円くらいとちょっと高いけど、満足のクオリティ!しかも、free wifi。あの看板から、こんな珈琲が飲めるなんて…誰が想像できましょうか…
アフォガートのアイスの盛りが特に豪勢だったな。
あまりの美味しさにテンション上がりまくって、ケーキにまで手を出す始末。
しかし、これがまた絶品。
いや〜アーティストだね〜なんて言って褒め称えてたらすごく嬉しそうな彼。
ただ、全く英語が話せない。話せないながら、ペルシア語で果敢に話しかけて来てくれる。指差し会話帳を駆使しながら、若干だけ英語の話せる人に助けてもらった結果、
『21時に店を閉めるから、その後ご飯を食べに行こう!夜のピクニックをしよう!』
「ん?21時?しかも今まだ17時…まぁ、OK!また来る!!」
4時間どこで時間潰すの…?なんて思いながらも勢いで快諾して、品数豊富なマーケットをまたしても目的もなくうろちょろと。
そして、約束の時間に行ってみると…?(明日につづく)