2016.1.21.by yu
自然エネルギー好きとしては生唾ものの光景が、約280円のローカルバスの車窓から!!!
見渡す限りの荒野の果てに、赤茶の岩が積み重なったような山だけが見えているような場所を、ローカルバスに揺られながら雑な舗装の道を走っていたかと思いきや、急に景色が変わり始めて、見渡す限りの風力発電たち!
すげー!!!!!
なんでなんでなんで??????
この風力発電があったのタミルナドゥ州の、再生可能エネルギー(wikiリンク)利用率は上の緑の部分で36%。ここインドでは、国も州も民間企業もそれぞれが電力を作ってるみたい。そしてこのタミルナドゥ州の風力発電は全部民間とのこと‥まじすか笑
ただやっぱり課題はあって、ここの場合は送電する際に15%もロスするらしい笑
なんか、インドっぽくて好き。
インドは今、誰もが知る通り人口が増えまくってて、しかもバンガロールみたいな主要都市ではIT産業などなどが発展の一途を辿り全然電力とか足りてない状況みたい。だから、上のグラフのように年々増えてってる。この風力もそんな需要を下支え!素敵!
って、え??日本インドの次に使ってんの?人口10分の1くらいじゃないっけ?しかも結構経済飽和して‥どうなの?純粋に使いすぎ??
色んな分野でじゃんじゃん使ってますね〜。んでもってこのグラフを作ってる経済産業省のエネルギー白書見ててびっくり、”一次エネルギーの創出量が増える=経済成長率が上がる”っていう考え方なのね。だからこのグラフにGDP伸び率が。もう逆に目から鱗。
インドの都市と田舎の両方と、そこでのインドの人たちの暮らし方を見てると、日本は供給が少ないんじゃなくって、消費しすぎって考えるのが自然な気がする。
ちになみに日本のエネルギー自給率は”4.4%”。
4.4%て。日本での自然エネルギーが進まない理由に関しては、すっごく簡単にここに書いてありましたわ。そしたらもう資源持ってる国に首根っこ掴まれてるようなもんじゃないですか。(ちなみに、原子力含むと19%くらいみたい。)
世界が成長していくために”今んとこ効率が良い”エネルギーの源がたくさん埋まっている国ランキング。この顔ぶれを見ると、最近のプレ第三次世界大戦的な動きを訝しんじゃうよね。第三次世界大戦起きたらその後人類は文明閉じて終わるしかないってホピ族が言ってるし、やめとこうよ〜。
ということで、色んな課題乗り越えて(というか評価される指標を変えて)もっと転換していかないと、どんなに日々大事だと思ってる事も、俺らの子供や孫が大事にしたい事も、そもそも地球がダメになったらなくなっちゃうでしょ。どんな物も経済活動も、自然に依存してるって事をもっとジブンゴトに感じていかないと。わかんないからって見て見ぬしてたら、守りたいものも守れなくなっちゃう。
そして、世界をそうしていけるのは課題先進国って言われ、”お・も・て・な・し”的な精神の根付く日本なんだろうなぁと、旅をしながら我らの使命感を改めて感じてみたり。
日々の消費行動から考えて変えていけるはず。そういえば、2016年4月から日本も電力小売自由化?本質的に変わっていくのはまだまだ先だと思うけど、僕らが作るゲストハウスではこのあたりもひとつテーマとして一生懸命考えて、ライフワークとして動いていく予定です。そのためにも、日々精進。
南インドにあるコーチン国際空港、全エネルギーを太陽光でまかない始めたっていうのも早く見てみたい!(ブログ更新をお楽しみに!)というか早く世界中の自然エネルギーに関するところ訪れて勉強して、将来の糧にする。喫緊の課題はやっぱり英語力!
インド亜大陸に吹いてくれる風の力で、100%のうち31.8%は充電できているMac Bookより更新でした。