2016.5.16. By yu
前日夜更かしをした大人4人(前日のブログはこちら)、シーラーズからの移動疲れもあり朝から超スローペース。
スローペースながら、前日にメニューを全て確認させた朝食ビュッフェにはきっちり着席。8時から、結局11時まで居座り続け、パンを食べジャムを使いバターも使い、オートミールを食べフルーツを食べ、牛乳を飲み珈琲もお茶も飲み、挙句の果てにはゆで卵をポケットにしまったり。
そんな汚い事をしている大人たちの横に、汚れを知らないフランス人の天使が。
“今日はお母さんの誕生日だから、絵を描いてプレゼントするの。”
“夜はみんなでご飯に行くんだよ〜!”
なんて(フランス語で)はしゃぎながらずーっとお絵描き。ということで、我らもお絵描き開始。ここでカミムラタクロウ、絵の上手さを発揮。なんて愛嬌のある絵を描くんだ‥ずるい。
そんな天使との楽しい時間を過ごしてから、やっとのこと重い腰を上げたのはチェックアウト時間ぎりぎり。
まずは、ゾロアスター教の鳥葬の場で有名な沈黙の塔に向かうため、タクシーを拾っちゃう。4人って良いね、ほんと。
乗ったタクシーの運転手がすごく気のいいおっちゃんで、気をきかせて無料で入れるというか塀を乗り越えられるポイントを教えてくれた!ので、そこまで歩くの図(上)。
そうして敷地内に入って早々、小腹がすいたし暑いよね〜ということでお昼ご飯。昔お通夜をしていたであろう建物に入り、実は買って来ていたパンや野菜、チーズや缶詰、朝食のゆで卵を広げ、ペルセポリスに引き続きまたしてもピクニックを開始。
ピクニック飯、かなり美味かった。パンに野菜にジャムにバターにチーズ、ビュッフェからくすねてきたゆで卵、そして特筆すべきは神村夫妻セレクトの茄子が描いてある缶詰。
まったりしつくして後、沈黙の塔に登り始める。
砂漠だし、結構な傾斜だし、きびしそうだね〜って見上げながら歩き出したものの、実際は15分だけ。
登った達成感からよくわからんポーズを決めた沈黙の塔を後にして、せっかくだから拝火教ゾロアスターの神火は見ておきたいよね〜ということで、幹線道路でヒッチハイク開始。今考えると、4人でヒッチハイクって無茶だった気がするけどさすがイラン、優しいお金持ちそうな青年たちが止まってくれました。
もちろん、無料で!!!
大変遅ればせながらゾロアスター教とは、世界最古の掲示宗教と言われている宗教。この宗教も終末論があって、最終的には善が勝つという教義。ただ、火を神様にしているアミニズム的・自然崇拝的な要素があって、さきほど訪れた沈黙の塔は、死者を自然に還すために鳥に食べてもらう“鳥葬”をしていた場所。チベット仏教にも鳥葬ってあったよな。
訪れたこの寺院には、教祖の方が灯してからずーっと消えてないとされる火が祀られてた。
ちなみにここ、自分はイラン人だよー!ってハイテンションで行けば、イラン人料金で入れるよ、たぶん。
俺らはいけた。
ふる〜い歴史に思いを馳せてから、名前の通りの旧市街を通って、少年たちとサッカーしてから宿に帰還。
これは、砂漠地帯の冷蔵庫洞窟。
暑い中かなり歩いて、とっても充実したヤズド、ぐーったりしたまま4人でテヘランへ向かうのでした。