ジョグジャカルタには、大きく分けて2つの宿街がある。
ひとつは、鉄道駅から歩いて10分くらいのマリオボロ通り周辺。
もうひとつは、鉄道駅から歩いて1時間くらいのプラウィロタマン通り周辺。
文字が書いてあるあたりに、宿が沢山あります。
この2つ、だいぶ街の雰囲気も価格帯も違うので、
人によって好き嫌いが大きく分かれそう。
先に言っておくと、僕らはその間にあるエリアをおすすめします。
僕らは、ジャカルタからの電車で16:30にジョグジャ入り。
日没までに、でっかいバックパックを背負ったまま歩いて宿を探す。
必然的にマリオボロ周辺の宿をまわり、
しつこめ且なんか嫌な雰囲気を醸し出す英語の喋れない勧誘をかいくぐり、
細い路地の奥にある宿に、多少ディスカウントして寝床を確保。
宿をとったマリオボロ周辺の相場としては、
宿はツインで一晩120kルピア(1,050円)
飯は近くで一食15kルピア(125円)
1Lの水はだいたい4kルピア(35円)。
1日2人で2,000円くらいで過ごせそうな、旅人には有難い価格設定。
ただ、
「ジャカルタよりジョグジャカルタの方がゆっくりできる〜」
「ジョグジャってやっぱり田舎みたいでいいよね」
「観光地されてない感じがとても素晴らしい」
なんて話を聞いていたところからはだいぶ違った雰囲気。
初日から勧誘がかなり粘着質で、
興味本位の眼差しというよりは、金目のものを見る眼が多い。
大都会ジャカルタとはまた違った人の少ない田舎の集落を想像していた僕らとしては、
まぁ街は変わるから、と自分らに言い聞かせながらいないとダメなレベル。
翌日、ツアー申し込みや市街地観光の流れで、
もうひとつの安宿街と聞いていたプラウィロタマン通りまで、
炎天下の中歩いて1時間ほどかけ、ゆっくりできる街に胸を弾ませ向かう。
プール付き?
テラス付き??
朝食送迎付???
新築ばっか????
プラウィロタマン周辺の相場としては、
宿はツインで一晩180kルピア(1,600円)
飯は近くで一食50kルピア(450円)
1Lの水はだいたい6kルピア(50円)
生活すると、マリオボロの2〜3倍くらいはかかってしまいそう。
僕らの旅には、予算も超えていたし雰囲気も合わなかった。
落胆しながら、王宮だけは見て帰ろうかと、
城下町?的な雰囲気のところを歩く。
たまたま観光するべきものの少ない王宮の東側を歩いていたのが幸い、
このあたりの雰囲気が、観光地離れしている田舎な雰囲気。
コンビニやスーパーがあるわけではないけど、地元商店がある。
レストランがあるわけじゃないけど、屋台や飯処がある。
勧誘も少なく、住んでいる人たちの目も穏やか。
これぞ求めていたエリア!明日からこの辺りに宿を!
ということで早速Booking.comで検索してみると、
僕らの予算内で1軒ヒット、即予約。
そのまま宿泊数やツアーなど、ジョグジャでの過ごし方を塾考し、
ツアー予約後、21〜22時頃に宿へ向かう。
その帰り道に、事件は起こる。
僕らが世話になったマリオボロ周辺のツアー会社さんがものすごく良かったため、
なんだかんだどんな風に見える街でも人は良いよね、なんて話していた。
ツアー会社から宿までは、
車の行き交う人目と街灯のある大きめの道を2分歩き右折、
人がすれ違える幅の街灯のまばらな道を1分歩き左折、
人がギリギリすれ違える幅の街灯のない迷路のような路地を2分、
歩く。
最初に2分は順調。
次の1分の前半は順調、後半正面から怪しげな3〜4人組を目視。
ちょうどすり抜けるようにすれ違ってからこちらは即左折。
後ろは振り向かなかったが、足音でわかる。
ついてきてる。
さっきまで違う方向に向かっていたはずの人たちが。
この先の路地は全部行き止まり。
彼らの目的はひとつだろう。
気づいている事を悟られないように、早足になりながら宿へ急ぐ。
早足というか競歩というか小走りというか。
増える足音、増す恐怖。
悟られずに追いつかれずに宿の玄関についたとき、
振り返り人影を確認すると、6〜7人くらいいた。
この日の朝日が真ん丸くくっきりと見えました
翌日3時起きで上の景色の見えるサンライズツアーに申し込んでいたものの、
その夜はなかなか寝付けませんでした。
外務省のインドネシアの情報 へのリンクも、貼っておきますね。
本当に宿うつって良かったなぁと、
王宮周辺の閑静な街の宿の中庭にて、改めて思う。
ジョグジャに来るみなさま、この宿 をおすすめします。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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