ども!
俺らの今年の初雪観測はパタゴニアでのトレッキング中でした!さむ!
『世界一大きな鏡』
として、世界的観光地として有名なここウユニ!
今日はその“裏側”と題して3つ、お送りしてみます!
旅行者疲れしてるウユニ
この町、なんかみんな旅人に冷たい・・・?
ふっかけてくる市場、あんまり感じの良くないツアー会社、高飛車なバス会社、すぐサボっちゃうツアードライバーたち。
「文化の違いだよ」
って言ったらそうなんだけど、なんかそれ以上のものを感じる。。
期待に胸を膨らませて、一生に一度の絶景を見に来る旅行者たち。
物価が安い国で、傍若無人に振る舞う旅行者たち。
その旅行者たちからお金を稼いで暮らす人たち。
観光地ウユニで生まれて、一生ここで暮らしを営む人たち。
世代によっても違うと思うけど、
いろんなの思いや葛藤を抱えながら、
町全体的に旅行者に疲れちゃってる感じなのかな?
こんだけ有名な観光地があっても、
未だに南米の貧困国に数えられてるからね。
旅行者たちと、この町の態度を見て、
どこを旅するにしても、そこでの暮らしにお邪魔させてもらってることを肝に銘じて、
自分たちの振る舞いを改めて見直さないとって思う町。
ゴミ問題
これは割と有名な話。
ウユニの周りはゴミだらけ!
これ、旅行者がポイ捨てを止めればなくなる問題じゃないんだって。
ウユニではゴミは基本埋め立てなんだけど、風が強いからすぐ舞い上がってくる、らしい。
埋め立てって言っても、
それ用の場所があるわけでも高度な技術があるわけでもないから、
自然破壊はもちろん、生活用水汚染とかの環境問題にも繋がっちゃう。
俺ら以降の世代も綺麗なウユニ塩湖が見られるためには、
塩湖自体が綺麗なことはもちろんなんだけど、
町と国が、幸せな形で観光業を続けていけることが大事だと思うんだよね。
日本人も
こうして取り組んでる問題、みんなが関心を持つかどうかで今後は大きく変わるよね!
旅行者は一生に一度だけど、ウユニの人にとっては一生を過ごす故郷。
観光化・環境保全・そこで暮らす人の幸せ、
この旅で何度も考えるけど、環境保全は俺らも生涯をかけてやっていきたい!
ウユニ塩湖の地下資源
最後のひとつ!
みんながブログを見てくれてる端末の電池、
なにで出来てるか知ってる??
リチウムとかコバルトとか、自然から採掘される資源から出来てる。
で、そのリチウムの世界最大の埋蔵地はここ、ウユニ塩湖なんだって。
※正確にいうと、リチウムを含んだ水が溜まってる
※リチウムイオン2次電池はリチウム使ってない・・?
※山脈にも埋まってる可能性あるから“最大”は嘘の可能性も
ウユニ(ボリビア)・フフイ(アルゼンチン)・アタカマ(チリ)の塩湖たちは、リチウム・トライアングルって呼ばれる、世界最大のリチウム埋蔵地帯なんだってさ!
知らなかった。
この綺麗な景色の裏側。
“エコ”カーって言われる電気自動車も、現状ではこのリチウムを採掘しないとやっていけない。
(最近オランダの学生が「土に還る車Noah」を考案してる、すごい笑)
ちなみにプリウスご愛用のみなさま、豊田さんはフフイの塩湖でリチウム掘り出してるそうです。
このオラロス塩湖で、
こんな感じに!
水を蒸発させてリチウムを精製するんだって!
(詳しくはこちらを)
もうアルゼンチンに足向けて寝られないね!
かの有名なイーロンマスクのやってる、電気自動車テスラ社。
彼の事業計画が現実になるためには、ウユニ塩湖の下に眠ってるリチウムが必要らしい。
そうなると、ウユニ塩湖は・・・?
いつでも人の暮らしは自然に依存してるね。
え?そんなにリチウム埋まってんのになんでボリビアは採掘しないのって?
鋭いご指摘で!
その理由は・・・
次回のブログで!笑