国も文字も歴史も持たない民族、ジプシー(ロマ)

2017.8.20.

今日のブログは、まず↓の動画を見て欲しい!

鳥肌立つから!!

今俺らは、ギリシャから段々とバルカン半島を上がってってるんだけど、セルビア・ルーマニアあたりからジプシーに出会う頻度が急上昇。

ジプシーっていうのは、国も文字も持たない流浪民族の総称。ヨーロッパでは基本的に差別されてる民族。

“ジプシー”は差別用語で、一般的にはロマと呼ぶ、らしい。

けど、なんかしっくり来ないから一旦ジプシーでいかせて!別に、差別してるわけじゃないから。

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ルーマニア北部の人里離れたひとつの村で、一家族丸ごと馬車で生活しているような典型的なジプシーを見かけてびっくり。

その村だけ、その一帯だけ、明らかに周りと違う。

なんというか、空気感が違う??

周りには、世界遺産登録されるような昔ながらの木造の家が建ち並ぶ村ばっかりあるんだけど、その村だけは、壁は煉瓦で屋根はトタンの家が並んでる。

ジプシーの隠れ里、ジプシーだけ隔離された場所って感じ。

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ネットから拝借:俺らが見たようなジプシー

調べてみると、ルーマニアには150万人くらいのジプシーが暮らしてるんじゃないかって言われてるんだって。

インド・パキからの移動経路だったり、ヨーロッパから強制送還されてくるのがここだったりするからみたい。

さらには、ルーマニア南部には未だにジプシーを奴隷として扱う村もあるっていう話。信じられませんが。

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ネットから拝借:俺らが見たようなジプシー

ジプシーの発端は、インドのカースト外の人として扱われない人たちの大移動。

悲劇から抜け出すために世界を彷徨ったけど、今でもどの国でも人として生きる権利を得られない悲劇。

教育も受けられず、家にも住めず、働けもしない。そんなことになったら、誰でも生きていく術は限られてくるから、盗みとかあんまり喜ばしくないことをしてきた彼ら。

けど正直、ジプシーがなんでこんなに差別されているのかわからない。

なんでどの国も、人としての権利を与えないんだろ。歴史上良くないことをしてたかもしれないけど、スイスやルーマニアはジプシーにもっとひどいことしてる。

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ネットから拝借:俺らが見たようなジプシー

音楽だったり芸術だったり、独特の美しいものと美しい澄んだ眼を持ってる彼ら。

歴史と境遇が生んだ悲劇の放浪民、ジプシー。

それがわかっていても、お金をもらいに来るジプシーの子たちにイラっとしちゃう心のちっさい自分がいる。

こんな小さい行き違いの積み重ねが、今の根深い差別問題になってるんだろうね。

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今でも放浪を続けてる彼らは、自分たちの文字に書かれた歴史は持たないけど、DNAにはその意志を受け継いでるのかな?

最初の動画を入れたのは、誰がどこから来たのかなんて、わからないし関係ないよねってこと!

今度から、ジプシーの子たちにはちょっとダンスでも教えてあげようと決めたのでした。

One love!!!

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