By yu
手付かずの自然が目当てのタジキスタン最初のトレッキングに、いざ!
目指すはファンマウンテンのあるエリアにある、アラウディン湖。
このファンマウンテンと呼ばれるエリアには、5,000m級の山がいくつも並び、その合間合間に綺麗な湖がたくさんあるってロンプラに。なんでも、アラウディン湖よりもっと西には、7箇所それぞれ違う色の湖があるとか。
ちなみにアラウディン湖に一番近い集落サルボダまでは、ドゥシャンベからはシェアタクシーとかで5時間くらいです。
出発予定日の朝、パン雑炊を作って食べながら、トレッキング中の献立表(過不足なく物資を買うには意外と大事)と買う物リストを作り、宿の子供と戯れたりしながらのんびりスタート。
順調に買い物はしてみるものの、途中まで乗ろうと思ってたシェアジープが想定外の高値。このトレッキングの後、ドゥシャンベに到達するためのお金を考えるとまず乗れない値段。これに乗れると思って朝結構のんびりしてたのに。。。
その日の昼飯分もついさっき買い込んだくせに、想定外のジープ高価格と、さらには降り出した大雨にやられ、村に唯一であろう飯屋でひとまず飯。
ここのおばちゃんがまた良いキャラで、頼んでもないものまで出して来てくれて、おまけにとびっきりの笑顔。ご飯からのエネルギー以外にもかなりの元気をもらって外に出てみると、大雨が小雨に。
とりあえずちょっと歩いてみて行けるか考える???
どんより垂れ込む分厚い雲
強くなる雨
工事用車両の行き来する砂利道
灰色の岩だらけの景色
今日は一旦宿に退散かね〜と言いながらも諦めがつかずに歩いていたところ、真っ赤な車に乗ったおっちゃん登場(後部座席には超シャイな子供)。言葉は一切通じないが、どうやら乗せて行ってくれるらしい。
ありがとうー!!!
と意気揚々と乗ったものの、どこまで行ってくれるのかとか何もコミュニケーションとれてないまま。どうやら、途中の集落まで人を拾いに行くところだったようで、そこで降ろしてもらう。地図で確認してみると、目指す地点までの半分くらいまで来てる。もう戻る選択肢はないよね!
そこからはもう、ひたすら歩く、歩く、歩く。
物流も電気もない集落が徒歩40分くらいの間隔で8個くらいあったから、休憩も入れて7時間くらい歩いてたのかな?
学校帰りの中学生みたいな3人組と一緒に歩いたり、ロバを連れて麓から山間の集落まで物資を運んでる集団に会ったり。ここで生活するって大変だろうけど、毎日この自然の中でのんびりできるって、すごく贅沢で羨ましい。
砂と岩だらけの、結構険しい道をひたすら進み続けてたら、あるところから急に植物に覆われた地帯に。
踏切みたいなバーがあって、近くにチェックポストみたいな小屋が。
『元気か?景色いいだろー!』
『何日いてもいいけど、ひとまず1日分だけ払って』
『パン食べて、お茶飲んで行きな!』
なぜか入域料をおまけしてくれて、飯まで振舞ってくれるなんて。仕事させられてる感やら商売っ気は一切なし。タジキスタンって、本当に人が良い。道中の集落の人たちもみんな優しく気遣ってくれるし。
ツーリストトラップだと思って素通りしようとしてすみませんでした!
結局この日はチェックポスト過ぎたあたりのロケーションにやられ、そこでテン泊。
次の日はついに、アラウディン湖へ!