2015.12.23. by yu
みんなが日本から合流しに来てくれている短い期間にも関わらず、まだインド関連の手続きを済ませていない僕らは朝一でインドビザ申請のためにインド大使館へ。
『今日、internetがdon’t workだからMondayにまた来て。じゃ!(笑顔で握手)』
いやーいやいやいやいや。
今日Wednesday、Mondayってあんただいぶ先じゃね?しかもビザ申請書類受け取るのにnetいる?inetrnetじゃなくってhumanがdon’t workなんじゃないんすか?ねぇねぇねぇねぇ。
なんて色々言ってみましたが、暖簾に腕押し、糠に釘、馬の耳に念仏、豚に真珠、インド人に抵抗。インドの方々もクリスマス周辺結構がっつり休むのね。ということで出直しを余儀なくされ、この扉の向こう側は見られず終い。
仕切り直して今度は旅の情報集めやもろもろ電波を使いたかったため、昼のたくかよ合流まで優雅にモーニング。昼過ぎは飲み物のみ3ドル、モーニングは飲み物と豪勢なパンたちで5ドル。両方wifiパスは一時間。
一時間の間に調べた情報をもとに、たくかよと合流したのちバガン行きのバスチケットを求めてヤンゴン中央駅北側のスタジアム周辺へ。
『日本人ですか〜?』
サクラタワーあたりから橋を渡り始めると、俺らを追い越しながら声をかけてくるインド系ミャンマー人。
「・・・日本人だよー」
と会話を終わらせるつもりで返答をしたが最後、こちらがいくらスピードを変えようともずーっと並走。歩いて5分くらいの鉄道にかかってる橋を渡っている最中、
『どこから来たの?Tokyo?osaka?』
『俺の親戚がNagoyaで働いてたぜ』
『今日暑いよな〜』
『俺のじぃちゃんはインドに住んでるんだ』
ふんふんふんふん聞きながら、なんだかんだと会話を続けてそのうち来るであろう営業タイムにどんな手で来るのか楽しみに待つ。
『Bro!俺はバスチケット売ってんだ。』
『俺のチケットカンパニーに来いよ!infoだけならfreeだからさ!』
『もうfriendなんだし行こうぜ。』
ミャンマー人の誘い口はちょっと違うのかな〜と思ってたけど、このへんは万国共通なのかね。
「いやーいいわ、ひとまず情報収集したいんで」
比較的ミャンマーの客引きが弱い印象だったので、こんな感じであっさり引くと思いきやさすがインド人の祖父母を持つだけあってかなりの粘り強さを発揮。
『え?なんで?friendだろ?』
『freeなのになんでだめなんだよ?』
いやむしろなんかちょっと怒ってやいまいか?
「色々ありがとう、けど情報収集たくさんしたいしごめん〜」
と言いながら背中に手を触れ、振り切って水を買いにスーパーに入ろうとするも
『I don’t like that!』
『出口で待ってるからな!』
と語気強め。
みんなでチケット買いに来てる時にやる一連ではなかったと反省しながら、更に軽々しく背中に触れてしまった行為を反省、文化や主義を考えず迂闊でした。
そうして去っていった彼のいるカンパニーとは反対サイドから、一軒ずつ聞いて回る。値段とか聞いて回って比較検討〜というスタンスで入ったものの、
たく「”え?今日の夜行でバガン?しかも5人分の席?バッカじゃない?”って雰囲気をみんな出してるよね」
ってな状況。
結果どの会社もチケットがなく彼のカンパニーまで戻らないといけない事態だけは避けたいと思いながら聞き続けて真ん中くらいにある黄色いポロシャツでみんなが働く会社で、なんとかチケット(12,000kyat:約1,100円)をゲット。
てっぺーさんご満悦のこの写真は、わざわざミミさんに『一緒に写真を撮ってください』をミャンマー語で書いてもらったメモを見せての一枚。
「Why?」と聞かれた瞬間「かわいい(inビルマ語)」と返せる瞬発力はさすがでした。
一仕事終えた一行は、999にて安定のシャンヌードル。
shan noodle oil salad + 野菜炒め油まみれ + oilワンタン のコンビネーションにすっかり油負け。
tea houseで胃腸を休め、夜行バス移動に備えました。
そして夜、タクシーをシェアして結構ぎりぎりの時間に着いたターミナル。乗るべきバス会社をビルマ語表記の中なんとか見つけ、バスに乗り込もうとした瞬間のこと。
俺らのバスのすぐ隣のバスが、バックで発車しようとしたのを誤って前進してしまって、そのままバス会社にメリこんでフロントガラスが粉々に。
もうみんな開いた口が塞がらず目が点。
バス会社の人らは大慌て。
つっこんだ運転手さんは茫然自失。
つっこんだバスの乗客はみんな身を乗り出して見守る。
バス会社の人らがガラスを点検。
そのうち写真を撮り出す人ら。
つっこんだ運転手さんはまだ茫然自失。
バス乗客は不安そうに事の顛末を見守る。
走れない判断になりバスが変更に。
ほっとした様子で荷物と共に降りていく乗客たち。
茫然自失のままうなだれる運転手さん。
乗客がみんな降り、大きな荷物も下ろし終わった頃に、同じサイズの代替バスが到着して運転手さんごとチェンジ。なんともやるせない光景。修理代って運転手さん持ちなのかな??割りかし年長者だった運転手さん、今後も頑張って欲しい。
後にバガンで出逢った人たちが乗っていたバスも、夜中にクラッチ故障したり、タイヤバーストしたり、代替車のエンジンがかからなかったりと散々だったよう。
そんな中僕らのバスは順調にバガンへ!