2016.3.26. By yu
インドの鉄道、めちゃくちゃ奥が深いです。
インド国内に張り巡らされている線路の多さ、そこを走る路線のややこしさ、複数ある等級とその価格差、そして度重なる遅延。すべてがインドっぽく、インドで鉄道に乗ろうとすれば確実に旅力が上がる。それが止められないトコロ。
今回僕らがレポートさせて頂くのは、バラナシ→ガヤのGenaral Class(80Rp:約150円/6時間)です。
“ジェネラルで行ったの!?”
と思ったあなたはインド通。
こちらはスリーパーと呼ばれるクラスの車内がまだガラガラな様子。
インドの鉄道は、意外にも基本的に事前ネット予約制の指定席。にも関わらず、席を指定しているスリーパーでも混んでくるとチケットあるとか関係なしに詰めさせられて、ここが5〜6人掛けのシートになります。なんでかはわからん。インドだから?
情け容赦なし。
そんな感じのボックスが、こんな風に1車両に6つくらいある感じですわ。鉄道の設備としては、それプラス車両の結合部付近に完全外に垂れ流す穴がついているだけのトイレがある感じ。
で、ジェネラルというのは1列車に1車両だけある、事前にチケットを買っていない人が乗り込むためにあるクラスの事。そして、他のクラスに比べると激安。しかもチケットチェックなんて来ないので、無賃の人も多いとか。
ということはどんな感じになるかと言うと・・・
すんません、揺れでちゃんと撮れず。
下のシートには5〜6人座り、そのシートの間の地べたにも人が座り込み、上の段にも人が4人ずつ座ったり寝たりして、更にはシートの下の隙間に入り込んで寝る人までいる状態。
通路は立ち客で身動きとれず。トイレ行った日には席がなくなります。
出入り口付近なんてもう半端じゃありません。ここで過ごす数時間は、他では体験できない何かがあるね。
ってここまで書いてて気付いたんだけど、首都圏の通勤ラッシュの方がよっぽど人口密度高い・・・?
見えますか、この憔悴した表情と汗。通勤ラッシュとは違う種のプレッシャーだからね、この車内は。
そして、この状態に耐え切った後、降りるときが一番の地獄。降りる人優先とかまずない。
乗る人が我先にとどんどん波のように押し寄せる。その人たちの首元目掛けて張り手しながら降りないと、まず降りたい駅では降りられません。
さながら戦場。
インドを旅するなら一度はジェネラルで移動しないと、経験値的にはもったいないと思うので、チャレンジしてみてね!
物の紛失などは責任持ちませんけど!!