要注意!タイには禁酒日があります。

予防接種1日目も無事に終わったし、
予防接種の病院で素敵な友達もできたし、
一緒にビール!と思ったら、どこの店もお酒出してない。
コンビニでも露店でも買えない。

なんでよ???

という事で、帰ってから色々と調べてみました。

《2015年のタイ王国の禁酒日一覧》

3月4日(マカ・ブーチャー:万仏祭)
6月1日(ヴィサカブーチャ:仏誕節)
7月30(アサラハブーチャ:三宝節)
7月31日(カオパンサー:入安居)
10月27日(オーク・パンサー:出安居)

その他にも、
・選挙の前日・当日
・王族や高僧に関係する日
は禁酒日になる。
前者は『まともな判断の上での投票』『飲酒運転による投票率の低下』が目的。
後者は、神聖な日なので、という理由なのだそう。

至極もっとも!そして、これが通用するタイ国王の神通力ってすごい!
けど、タイの国教って仏教なんだっけ??
と思って調べたけれども国教自体は定めず信仰は自由、国王は仏教徒のよう。
そこも人気の秘訣らしい。
ただ、やっぱり大多数は仏教徒。

で、その禁酒日の中で僕らが当たったのは、
『オーク・パンサー(出安居)』

globeを思い出したあなたは僕と同世代。

安居(あんご)とは、僧侶たちが一定期間一カ所に集まって修行すること。
もともと安居は、雨期を意味する梵語のvārsikaの漢語訳で、
本来の目的は、雨期には多くの草木が生え繁って、
そこで数多くの昆虫や蛇などの小動物が活動するため、
遊行(外での修行)をやめて一カ所に定住することにより、
小動物に対する無用な殺生を防ぐ事。
他にも、雨期に僧侶が出歩いた年が凶作に見舞われたから、という話も。

で、この安居の回数が僧侶の仏教界での経験を指すようになり、
その後の昇進の基準になるなど、非常に重要視された。
現在でも禅宗では、修行僧が安居を行い、安居に入る結制から、
安居が明ける解夏(げげ)までの間は寺域から一歩も外へは出ずに修行に明け暮れる。

調べてみて初めてわかったけども、
街中に仏教寺院がものすごく沢山あるタイにおいて、
その日は、僧侶たちが3ヶ月間の安居を終えるとても神聖な日だったのでした。

お酒飲みたい〜なんて軽々しく口にしててすみませんでした。

その翌日のこと。
予防接種の2日目の病院からの帰りのバスに、
たまたま僧侶の方がご試乗車になられました。
わたくしどもの座っていた座席がその僧侶の方々の優先席だったらしく、
バス中の全員が視線や空気やタイ語で、
「お前らすぐその席空けろー!!」と。
やっぱり世界の共通言語は英語だけでは決してないと感じつつ、
この国における仏教の大事さを身にしみて感じました。
ちなみに、僧侶の方はバス料金は徴収されず。

みなまさタイにお越しの際には、
禁酒日に細心の注意と敬意を払いながら、
バスの中にあるこのマークにも気を配りましょう。

タイのローカルバスのお坊さん優先席のマーク。バス入り口のすぐに。

タイのローカルバスのお坊さん優先席のマーク。バス入り口のすぐに。

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