人生の展望をミャンマーの山で考えた

2016.1.15. by yu

2016年、明けましておめでとうございます。

世界にはグレゴリオ暦を基準とした西暦仏歴ヒンドゥー暦から、全然別基準のマヤ暦までいろんな暦があるもので、西暦の年末年始の実感があまりない中、この一つの節目に旅に関してや自分の人生に関してトレッキングをしながら改めてゆっくりと考えてみました。

ミャンマー北部 シーポートレッキングツアー

『旅をした事自体がキャリアではなく、旅で学べたことを体得できたらキャリアになる』という緊張感を楽しんで日々旅をしながら生きているんだなぁと、再認識できるいい機会でした。

今回のトレッキングは、自然を知るよりもミャンマーの少数民族を知るもの。

本当は“Namshan”という村まで行きたかったんだけど、今は政府の許可が下りず。今はそのエリアに外国人は行けないんだそう。他にも、日本で話題のロヒンギャ族や象に追いやられて木の上で暮らす民族などなど、政府が国民にカウントせず外国人から隠している部分は多いらしい。

ミャンマー北部 シーポートレッキングツアー

この3日間のガイドは、タイやラオスにも多く住むシャン族の29歳の方。

ミャンマー国内でも、シャン族はビルマ人に次いで多数派。そんな彼は、同じミャンマーに住み統治をするビルマ人を‘外国人’と言って認めておらず、トレッキング中も熱心にシャン族の歴史や背景、その素晴らしさを目を輝かせて語る。

ミャンマー北部 シーポートレッキングツアー

3日間のトレッキングを共にしたのは、
・旅好きベルギー人男性2人組み(一人は台湾人と既婚)
・新婚旅行に南アフリカから来ていたカップル(一人はインディアン)
・兵役終わりのイスラエル人女性1人(まだ21歳!)
・俺ら日本人夫婦
の7人。

いろんな背景の人らが集まると、色んな角度から色んな話が出てくる!「シャン族がアジアンのルーツだ的な事をいうけどさ」とか、「そんなに言うなら独立したいの?」とか、「シャン族も元をたどればインディアンやモンゴリアンじゃん」とか。

やっぱり、なるべく広い視野で生きてきたつもりでいた観点から世界を見てても、どうしても偏ってしまってたんだなって気付いた。

ミャンマー北部 シーポートレッキングツアー ガイド 重要

今回のトレッキングで出会った人もそう、今までの旅で出会った人たちもそう、違った観点を持っている人たちと話すのは本当に刺激になるし勉強になる。

もちろん語学だったり、本に載ってないこと、本に載っていたとしても我がごととして捉えられずに入って来ていなかったこともそうだけど、ものの考え方とか、そもそもの生き方みたいなものを見習いたいなぁと思うことが多い。

ミャンマー北部 シーポートレッキングツアー

『パンダ絶滅危機の本質は、笹の消化に体力の殆どを持っていかれる事』
『イギリスの植民地として”守られてた”んでしょ?』
『物質で遊ぶよりも、自然や動物と遊んだ方がmindが育つと思う』
『シャン族(ミャンマー人)にとって、ビルマ人(ミャンマー人)は外国人』
『風邪を引いて調子が悪ければ、コカコーラで糖分補給』

このトレッキングで色んな意味で残った言葉たち。

日本に戻るのが2年先であることを良いことに、今感じている可能性をでかく言ってしまうとすると、この旅で体得しうることが今後の人生にフルに活かせれば、大学卒業時に『貨幣経済ピラミッドを球(きゅう)に変える』と言ったことと、入社当時に言っていた『次の次の世代には世界平和を実現できるきっかけになる』というライフワーク的な夢を叶えられる実感が湧いている。

そんな旅4ヶ月目!

ミャンマー北部 シーポートレッキングツアー

ミャンマー北部 シーポートレッキングツアー

ミャンマー北部 シーポー トレッキングツアー

実現するか戯言に終わるかはさておきながら、こうゆう風に今感じられて生きていられる旅って、自分から見ても悪くないんではないのかと思う。

なかなかに素敵な人生。

そんな人生を続けていくためにも、旅の中に転がっているものたちを体得していくための一番の課題を改めて考えた。お金でも知識量でもなく、やっぱり今目の前の壁は”英語力”。そう考えたので、インド後の行き先を変更してオーストラリアに語学学びに行く事にします。

ミャンマー北部 シーポートレッキングツアー 村巡り

語学もやりながら、働けたらベター。世界の中心にも行ってみたい。タスマニアンデビルに会ってみたい。 アボリジニにも会いたい。そして本場のディジュリドゥも聞いてみたい。

その後のルートも多少なりとも変更します。もしかしたら旅の期間も変わるかも…?もちろん、人生設計に支障が出ない程度に。

ということで、2016年は旅を通して今以上に広い世界が見られて、今以上にたくさんの事を学んでいける年にしていきたいなぁ。

“人生の展望をミャンマーの山で考えた” への4件の返信

  1. はるな

    ランキングの順位があがると、どんないいことがあるの??

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    • spike1986 投稿者

      良い質問ですね。いろんな人に見てもらえて、旅って人生に良さそうだな〜意外とハードル低そうだな〜って思ってもらえればもうけもんだと思ってる。ちなみに、上位キープしてると本出版の話とか来たりするみたいだよ?

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  2. hamakihito

    ええー語学やるのにオーストラリア要らなくないか?
    金稼ぐならありかもしれないけど。
    てか英語だけだとその後足らないでしょう?他の言語もやるん?

    返信
    • spike1986 投稿者

      フィリピンで語学行ったんだけど、確かに英語の勉強にはなるけどネイティブとやりとりできる自信はつかないと思ったんだよね。だから、英語圏でネイティブから教わりながら、空き時間で働きながらそのアウトプットもしつつ、お金も稼げる(時給良くて税金安い)環境に一旦身を置こうと。俺の夢に英語は必要だったわ。あと、この目的がなかったら”大陸”に数えられてる割に島国だからルートに入りにくかったのも正直ある。他の言語・・今のところ可能性があるのはスペイン語かな?

      返信

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