圧倒的大自然と、癌を自力で治せちゃう進化を遂げたタスマニアンデビルに会うためにやってきたタスマニア。
美しいよね。
倒木と、地衣類。
自然な自然だよね。
ゆっくりゆっくり分解されていく、大きなサイクルの一場面。
でかすぎ杉。
こんなでかい樹があるタスマニア。
というよりも、こんなにもでかく樹が育つことができるような原生林がそこかしこにあるタスマニア。
と共に、そこかしこで伐採された跡だったりプランテーションだったり丸太積んだトラックだったりを見かけて虚しくなっちゃうタスマニア。
今まで人が手を入れてくれたからこそ俺らもこうして旅ができているわけだし、『自然は自然のままで人は手を加えちゃダメだー!』なんて言うつもりはないんだけどさ。
ガソリン車レンタルして周ってるし。
ただ、日本の製紙業がこんなにも美しいタスマニアの原生林を伐採して成り立ってるとか、プランテーションがいかに不自然な自然かとか、自然に依存している当事者として、知らないといけないことはちゃんと知った上で行動はしないといけないと改めて思った。
自然災害から人を守ってくれてたり、キノコを通して樹と樹が会話してたり、免疫の情報が土壌に保存されてたり、植物が大きい分大きい動物が育って生態系が保たれてたり。
原生林って、ほんとすごい。
老若男女どころじゃない多様さがあるからこそ。
その多様さが人知れず奇跡を生んでる。
人が作れる自然には、それがないよね。
自然発火から守られて信じられないほどでかく樹が成長できたり、奇跡みたいな進化を遂げるタスマニアンデビルを生み出したり、もうポテンシャルが人知を超えてる原生林。
どんな多様さも受け入れられちゃう器のデカすぎる原生林。
どんな種も守れちゃう強く優しい原生林。
え、なんだろこの感情。
俺、原生林みたいな人になりたいのかな。
だから自然好きなのかな。
まぁ俺の事はさておき、もっと自然の事を知って、人と自然の自然な共存の仕方については考え続けていきたいなぁと思う。自然がなくなっちゃったら生きていける動物なんていないからね。
パーマカルチャーを生んだタスマニア、やっぱ来て良かったなぁ。
結局、自然の中では会えなかったから、自然・動物保護をしている人たちのところでやっとタスマニアンデビルに会えました。
自然の中で会えることを切望してたんだけど、ヘレンさんのところで野生デビルの映像を収めたDVDももらえた事だし満足!
自然と人の暮らしのバランス、難しす。
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