2016.5.21 bymana
前回の記事は”地獄の門への行き方わかる人ー?(後編)“から。
詳しい行き方についてはこちらから。
早朝、テントから出るとすでに快晴。
夫婦で世界一周旅。2015年10月から、テント担いで流れに身を任せ、世界をゆっくり巡って何かを体感しています。
ブロモとイジェン、ついでにラナウまで。
雄大な火山が近くで見られて、移動宿泊込みで1人1万円弱。
素晴らしいよね、なんて感慨にふけながらまたバスで移動。
結構なトレッキングだったためか、
目を閉じ開くともうそこは既にどこかの街。
“What’s going on!?”という外人さんの声に、
眠りから覚めたばかりのわたくしの頭の中ではMarvin Gayeが流れ出す。
ここはジャワ島最東端、クタパン。
ここから先へはちゃんとエアコン付きのミニバスに乗る券を買ってある。
そう考えると修行バスも名残惜しく、
運転手とお喋りな助手にきちんとお礼。
チケットを見せ、乗り換え先のバスに乗車。
エアコンねぇ、ミニでもねぇ、
地元の人しか乗ってねぇ。
おらジャワ島は、いやだ〜×2
バリ島へ出るだ〜!
rsp.吉幾三
一時期この曲のマッシュアップ流行ったなぁ。
ちなみにこの曲もサンプリング元にしているであろう、
Rhymesterのダーティーサイエンスって曲も大好きですが、
なぜかこの国ではそのyou tubeが見られず。無念。ぜひ。
余談でしたが、そんな経緯でまたしても期待を裏切られ、
“I didn’t buy such a f*ckin’ bus’s ticket!!!”
と西洋人をシャウトさせるようなバスごとフェリーに乗り、
ジャワ島からバリ島に渡ります。
※ジャワ島は決して嫌いではありません、念のため。
バスに乗り込みフェリーへの乗車待ちをしていると、
開いているバスの出入り口からひっきりなしに物売りが進入。
ナシナシナシナシ
(ナシ=ご飯)
アクアアクアアクアアクア
(アクア=水)
サテサテサテサテ
(サテ=焼き鳥)
サングラスサングラス
(サングラス=サングラス)
移動にサングラス?
あ、バリ島での生活の先読みか。
やるね。
直近乗ったフェリーと言えば、
神戸港から小豆島経由で高松に行くアレ。
そりゃ違うさね。
航海中一旦エンジン切って、潮の流れに任せてた感あるもんな。
中でも唯一日本のフェリーを超えたポイントが。
トイレの開放感!
まるで大海原に用を足すかのような爽快感。
今思えば間接的にそうゆう仕組みなのかも。
1時間ほどの短いフェリーライフを楽しみ、寄港前にはバスに乗り込み発車待ち。
これをしないと、トランクに荷物積んでいようと容赦なしにバス発車していくので注意。
ここからのバスは意外なほど快調。
3時間ほどでデンパサールと呼ばれるバリ島の主要エリアへ到着。
ついに来ました、みんな大好きバリ島!
ここに来たのは、一回くらいビーチリゾート味わってみたいという気持ちと、
大陸に戻る飛行機がバリ発が安いのと、あとはやっぱりバリの文化。
アジアで確認されてる最古の人類、ジャワ原人。
そこにルーツを持つジャワ島が大陸の影響を受けながら栄えたのち、
そのうちの一部分のわりと高尚めな文化がバリ島に伝わっていく。
ジャワ島が仏教→ヒンドゥー教→イスラム教と多数派が変わっていき、
ヒンドゥー貴族がバリ島に移住し始め、元々のバリの文化と融合していく。
そして全世界的に植民地化が進んだ時代でにオランダに侵攻された時にも、
その子孫が集団自決したことにより、バリ伝統の保持に成功している。
そうして、昔からの伝統が今も生きているので、
みんながそのパワーに引き寄せられて島を訪れる。
初日からジンバランのビーチでこんな素敵な夕陽を見せてくれた、
いろんなものに溢れている島に上陸できて幸せです!
ブロモ山sunrise後は期待以上の文句ない朝食♪
(ずっとお菓子とパンで凌いでいたせいかも知れませんが)
さらにはホットシャワー♥!!
ここ最近の水シャワー地獄が嫌になり始めていた私にとっては天国♥♥
ブロモ山ツアーに興味のある方、朝晩冷えるので必ずダウン等の防寒具を持って行ってください!そしていくら水シャワーのHOTELが安くても、プロモ山ではホットシャワーをお勧めします!!絶対!
その後は
10:00 pick up
11:30 tour informationに降ろされ、イジェン火山の説明。ガイド料の支払い。
13:00→19:00 噂のサウナバス。
昨日サウナバスに対する文句を
tour会社に言っていた西洋人のお姉さま方のおかげで
バスは変更され、少し広くなったもののエアコンは結局、微風 笑!
そして今日も更に文句を言ったお姉様方はガイド料が私たちの2/3!
さすがです!!お勉強になりました。
サウナバス道中の私たちはというと
<lunch time>
皆んなが高いlunchを食べさせられている中
買い込んでおいたお菓子でしのぐ私たち
<休憩>
皆んながアイスを食べている中
2人で1つの野菜ジュースを分け合う私たち
こんな感じに自由に過ごしました♪
今日のお宿に付いた頃には辺りは真っ暗。
しかも明日は1:00起き!
そそくさと休憩中に買った1個約18円のラーメンを2個食べ、就寝。
そして、次の日の朝!
目覚ましはなんと…
部屋のノック!! 笑
私達ツアー参加者は1:30出発と聞かされるも起こしに来た英語があまり話せないドライバーは1:00だ!と。
なんかやっぱこのツアー会社テキトーだ。
ちなみにtour会社の名前はmetro tama。予約の際はご注意を。
まぁ、そんなこと今更言ってもしょうがない。
とりあえず、イジェン火山ー!!
まず、皆さんにイジェン火山の説明を。
イジェン火山とはインドネシアにある火山の1つで
暗闇だと青く光って見えるのが特徴的な火山です。
よく掲載されている写真はこちら!
このブルーファイアーを見るためには
まず寒空の下、1時間程度山を登ります。
暗闇の中、見えてくる星空は言葉では言い表せないくらい、最高でした♥
(ごめんなさい、高性能のカメラと技術がない為写真はありません。)
しかし、そんな星空を見る余裕があるのは、最初だけ。
残りは急斜面をひたすら登り続ける、サバイバル。
途中休憩を挟み、時計を見たyuが一言。
“もはや日明けそう。”
え?ウソ??
そこからのyuはすごかった!
ひたすら進む。
他の人を押しのけ
同じツアーの人に見向きもせず
ひたすら進む。
私ですら置いていかれるとこ。
でも、置いていかれるのが悔しかった私は必死に食らいつく。
そして、ようやく到着!!
辺りはまだ薄暗い。
まだいけるっしょ!!
ん?
ってかどこ??
もしかしてあれ?
青い??
いやぃゃ、あっちに人が!!
そこからダッシュで火山口のほうへ下る!!下る!!下る!!
うん、写真がひどすぎますね。
綺麗な写真をお借りすると
これの半分?いや1/4くらいでした。
もはや日が明け始めてました。残念。
せっかくのブルーファイヤーはちょっとしか見られませんでしたが
これだけの硫黄
火山口
が見れただけでも来て良かったです♪
またリベンジするぞ!!
そして、ここで働いている人たちもまたスゴかった!
あの煙の中、硫黄を掘り出し
それを山の下まで人が運んでいるんですよ?
信じられます??
本当すごい。
あ、ちなみに途中で酸素マスクの有料レンタルがあります。
結構ガチの感じの。
正直、なくても一応いけます!でもあったほうがいいのかな?
私たちはとりあえず節約の為、普通のマスク持参で行きましたが
火口の煙が自分の方に向かってくると危険です。息が出来ません。
なのでそこは自己判断でお願いします。
こうして火山口を十分すぎるくらい堪能し、疲労困憊状態の私たち。
重い足を引きずりながらなんとか上に上がっていくと、そこにもまたすてきな景色が!!
自然ってすごい!
疲れが一気に吹き飛ぶって本当にあるんだな、と実感しました。
本当に来て良かったイジェン火山。
みなさんもぜひ〜♪
ツアー会社だけ気をつけてくださいね(^^)