By yu
2016年8月末から働き始めてだいたい4ヶ月。俺の仕事は、回転寿司のレールの内側に立って、お客さんの目の前で寿司を握ること!
シンガポール人マネージャーと韓国人シェフに教わって、最近ではもうだいぶ小慣れた感じで寿司を握る日々。日本の回転寿司とはちょっと違って基本みんなレールの上にのってる寿司を食べるから、俺は毎日決められた数の寿司を握っては載せ握っては載せ、混み合って来たらあぶりサーモンとかの変わりダネを作る。常連さんも多くて、どの人がどの寿司ネタが好きかもだいたい把握してきて、楽しみながら毎日120貫くらい握ってる。
せっかくなので、人気の寿司ネタをご紹介!
こっちのキッズはみんなこれを見て、『Hey!Look! Sushi! Sushi-!!! Yummy—-!』って叫んでる。彼らにいつか、本当の寿司を教えてあげたいと思うのは俺だけなんだろうか。
もちろん、日本的なものもあるよ。
毎日何かしらのトラブルがあって飽きない職場なんだけど、ある日行ってみたらスタッフが一人辞めてた。昼も夜も基本3人で回してるから結構な穴なんだけど、補充はしないらしい。オーストラリア全体の不景気のあおりを受けて、コストを削りたかったオーナーにとってはもう絶好の機会だったみたいで。
彼が辞めちゃった原因は、怠惰すぎるマレーシア人。
彼は日本人としてはなかなか理解に苦しむタイプで、自分の面倒な仕事はやらないし、やる仕事も全てが雑で誰かのフォローが必要な感じ。悪いと思っても素直に謝れない。お前はインド人か。
とあるベトナム人がオーストラリアのことを、”マネーツリーがそこら中に生えてる国”って言ってたけど、その木になる実が目的でアジア人が集まってるのがここ、ピンクライス。
コミュニケーションは仕事のための最小限だけで、自分の最小限やらなきゃって言われてること以外はノータッチ!やることやってれば2週にいっぺん給料が出るからね。ということなもんで、接客も元気なし。
そんな回転寿司屋(寿司ネタも含めて)想像できる???
日本人としては、日本食提供してるレストランがこんな風(サービスレベルが低い&味がひどい)なままなのは納得しかないので、ちょっと変えてみようかなということでプランを考えた。
ひとまず、みんなのことをもっと知らないと文字通り話にならないので、そこから始めて見ることに。寿司を握ってレーンに載せてれば給料の出る俺の仕事ではないんだけど、コミュニケーションしようと奮闘すれば英語力も鍛えられるしね!
色々書いてるけど、基本的には毎日楽しんで働いてるよ!
後編に続く。