プーケットのオールドタウンへ歴史探訪単独行

2015.12.17. by yu

「嫁が日本帰ってて、バンコクで一週間滞在予定」
『Oh really…!? どうなのバンコク?』
「んーぼちぼちかなぁ。どっか行くノー?」
『Phuket! Beach resort!!(なんでこいつはずっとバンコクいるんだろ?)』

ってな会話が3度も続いたので、暇を持て余していた私は外人さんに紹介してもらった格安バスで単独ほぼ日帰りでプーケットに行って来るという遊びをしてきました。

下調べほぼなしの頭の中でプーケットは、ゆっくりのんびりハネムーンを楽しむ日本人が沢山いるリゾートアイランド。そんなところにテント泊して海の家的なところのシャワーを風呂代わりにして過ごそうという魂胆でいざ到着。

プーケットのオールドタウンの街並み

プーケットのオールドタウンの街並み

ほう。なるほど。まだビーチ見てないんですけれどもとっても奥が深そうなプーケット。誰だビーチビーチ言ってたのは。そんな彼らと似たような空気感の人らはこの街にはいない、というか観光客自体が想像以上に少ない。どうも、オールドタウンというエリアに着いた模様。ひとまずwifiのありそうなところでプーケットについて調べてみましょうか。

プーケットのオールドタウンのカフェ

なるほど。なかなかなおしゃれさ。チェンマイやらパーいやらを思い出しますね。ここまでくるともうプーケットのビーチ以外の面への興味が尽きませんよね。しかもタイって植民地化されたことないんじゃないの?なのになぜにあんな外観の建物??ということでカフェの定員さんに行き方を聞き、近場で歴史を探れそうなPhuket Thaihua Musiumに行って来ました。

他の観光客には一切おらず、1時間ちょっとほど完全貸し切りで見て回りながら、係の方が声を掛けてくれて色々教えてもらいながらプーケットタウンについてお勉強。結論、植民地化での影響を受けたわけではなく、文化や流行は全て近場のペナン島から来ているんだそう。

その昔、プーケットでは錫が多く採れたのでその輸出税稼ぎに目を付けたチャイニーズマフィアが近くのペナン島からまず移住。その後遠くのポルトガルからも錫目当ての人が移住。当時は彼らの住居にポルトガル様式の建物もあったけれども、現存するプーケットタウンの建築物はどれも築100年ほどで、19世紀末から20世紀初頭にかけてマレーシアのペナン島で流行していた様式をそのまま取り入れたものだそう。そのペナン島やマラッカ、シンガポールなどが、かつてイギリス植民地だった影響を受けているため、プーケットタウンも間接的にその影響を受けた建物になっているとのこと。

プーケットのオールドタウンのゲストハウス

そんな話を聞いていたら素敵なリノベ済みゲストハウスに泊まりたくなってしまうのが人の常。試しに価格を聞いてみたところ一晩1,200THB(約4,000円)。

旅人には手が出ない価格帯でしたが、空間が本当に素敵だったので再訪する時には泊まってみたい宿。

プーケットの夕陽

錫の存在が持て囃される前のプーケットオリジナルの文化を知るためには、もうひとつ別のエリアにあるmuseumに訪れないといけないという助言を頂きましたが今回は断念。ただ、バイクを借りれば1日でも写真のような綺麗な夕陽や綺麗な海もしっかり見に行けましたよ。

そして今からいよいよ悪名高いタイ→ミャンマーの陸路越えをして、空路で日本から来る嫁とヤンゴンの宿で合流予定!

ご期待ください。

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